2010年9月30日木曜日

神の遍在性

原理講論p.62、創造原理

第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(四)神の遍在性 より

「創造目的を完成した世界においては、神の本性相と本形状の実体となっているすべての個性体は、みな、このように球形運動を起こし、神が運行できる根本的な基台を造成するようになっている。このようにして、神は一切の被造物の中に遍在されるようになるのである。」
 
・・・一切の被造物の中に遍在・・・
 
数年前、「ユビキタス」という言葉が世間をにぎわしていました。
 
ユビキタスコンピューティング、ユビキタスネットワーク、ユビキタス社会・・・

この言葉は、
コンピュータの難しい操作など必要なく、
コンピューターが使われていることを意識しなくても、
コンピューター・インターネット技術が社会に浸透することによって、
便利な生活環境を実現していくことを意味しています。


・・・実は、この「ユビキタス」、

「神は遍在する」という意味の、ラテン語です。

ですから、ユビキタス社会の本来の意味を考えてみると

神様のことを難しく考えなくても、
神様のことを無理に意識しなくても、
神様の真の愛が社会に浸透することで、
神のもとの一家族社会を実現していける。

ということになりますでしょうか。

私たちの知らないところで、神様は働いておられるのですね。

まさに、「ユビキタス」です。

2010年9月29日水曜日

物質もやはり、知情意に共鳴できる

原理講論p.60、創造原理

第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(三)正分合作用による三対象目的を完成した四位基台
(4)四位基台の存在様相 より

「物質から形成された人間の生理的機能が、心の知情意に完全に共鳴するのは、物質もやはり、知情意に共鳴できる要素をもっているという事実を立証するものにほかならない。」
「このような要素が、物質の性相を形成しているために、森羅万象は、各々その程度の差こそあれ、すべてが知情意の感応体となっている。」
「我々が自然界の美に陶酔して、それらと渾然一体の神秘境を体験できるのは、人間が被造物のこのような性相の中心ともなるからである。」

・・・渾然一体の神秘境・・・

人間の体は、心の状態によって変化します。

昔からよく、「病は気から」なんて言われるように、
気持が落ち込んでいると、免疫力が低下し、病気になりがちです。

当たり前のことですが、体は物質でできています。
その物質が、無形の心の影響を受けるのです。

 ・・・よく考えてみると、不思議なことです。

ですから、自然界にある物質も同じように、私たち人間の心、
すなわち、知情意の影響を受ける可能性がありますよね。

私たちが大自然に感動を覚えるとき、
その人間の「感動」を大自然のほうも感じているのです。

大自然に感動している人間の姿をみて、

大自然にある物質たちのほうが感動しているのかもしれませんね。