2010年10月17日日曜日

喜びは独自的に生ずるものではない

原理講論p.65、創造原理
第三節 創造目的
(二)喜びのための善の対象 より

「喜びは独自的に生ずるものではない。無形のものであろうと、実体であろうと、自己の性相と形状のとおりに展開された対象があって、それからくる刺激によって自体の性相と形状とを相対的に感ずるとき、ここに初めて喜びが生ずるのである。」

・・・ 自己の性相と形状の通りに展開された対象 ・・・

料理を作る時、出来上がった料理(味や色合いなど)を
イメージしてから始めることが多いのではないでしょうか。

そして、自分でイメージした通りの料理が完成したとき、
本当に喜びがこみ上げてきますよね。

・・・「自己の性相と形状の通り」とは、
まさに、自分で思い描いた通りという意味も含まれています。

神様も、ご自身が思い描いた通りの世界になったら、
本当に喜ばれたことでしょう。

私たち統一教会(統一協会)のメンバーは、
神様が思い描いた通りの世界を実現するため、
日夜努力しているのですね。

2010年10月12日火曜日

全体的な目的と個体的な目的

原理講論p.65、創造原理

第三節 創造目的
(一)被造世界を創造された目的 より

「それゆえに、全体的な目的を離れて、個体的な目的があるはずはなく、個体的な目的を保障しない全体的な目的もあるはずがない。」
「したがって、森羅万象の被造物は、このような二重目的によって連帯しあっている一つの広大な有機体なのである。」

・・・一つの広大な有機体・・・

人間の体の細胞一つひとつを考えてみれば、
細胞の一つひとつは人間の体全体のために存在しているし、
人間の体は、すべての細胞に栄養が行き渡るように調整しています。

すべての存在は、宇宙全体のために存在するはずですし、
宇宙は、すべての存在が正しく存在できるように調整しているはず・・・

今の時代 「個」を主張しすぎるから、
宇宙全体のバランスが崩れているのかも。

人間一人ひとりは、宇宙全体からみれば、
一つの細胞のような存在と考えてみると、

「一つの広大な有機体」

という言葉の意味がよくわかってくると思います。

2010年10月9日土曜日

神が被造世界を創造なさった目的

原理講論p.64、創造原理

第三節 創造目的

(一)被造世界を創造された目的 より

「神が被造世界を創造なさった目的は、人間をはじめ、すべての被造物が、神を中心として四位基台を完成し、三大祝福のみ言を成就して、天国をつくることにより、善の目的が完成されたのを見て、喜び、楽しまれるところにあったのである。」
 
 
・・・天国を作ることにより・・・
 
 
「天国」という言葉は、非常に宗教的な言葉だと思います。
だから、「天国」を作るなんていうことになると、おとぎ話のように聞こえるかもしれないですね。
 
でも、この「天国」という言葉、
 
 「世界平和」 もしくは 「平和な世界」
 
と、ほぼ同じ意味合いではないかと思うのです。
 
世界的次元の、飢餓・貧困・人種差別・民族紛争・戦争や、
個人、家庭次元の、いじめ・自殺・家庭不和など
 
これらの問題がない世界が、「平和な世界」 すなわち、
 
「天国」
 
と、言えるのではないでしょうか。
 
統一原理は、おとぎ話のような「天国」を作ろうと言っているのではなく、
私たちの身の回りにある諸問題を克服して、
この「地上に天国」を実現するための方策を提示しているのです。
 
地上天国の実現 = 世界平和の実現
 
です。
 
 
神様は、この世界を、本当に「平和な世界」になって欲しいと願っています。
 
それが、神の創造目的だからですね。

2010年10月3日日曜日

すべて存在が二性性相になっている理由

原理講論p.63、創造原理


第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(六)すべての存在が二性性相になっている理由 より

「直線上の運動においてはいつかは終わりがこなければならないので、このような直線運動をしている存在は永遠性をもつことができない。」
「それゆえに、いかなるものでも、永遠性をもつためには回転しなければならないし、回転するためには主体と対象が授受作用をしなければならない。」 

・・・永遠性をもつためには回転・・・
 
回転するんですよね。
 
宇宙に目を向けてみれば、すべての天体は回転運動しています。
 
物質の素粒子も、安定した状態では、回転運動です。
素粒子が直線運動となった時は、その物質が崩壊した時です。
 
人間関係も、直線運動(一方的)では、崩れることが多いですね。
 
自分の立場を主張するだけでなく、
相手の立場にたって理解すること。
 
人間関係の授受作用において、回転するということは、
 
「お互いが、お互いの立場をよく理解し合って対話する」
 
ということです。
 
お互いの立場を、回転しながら交流すれば、
永遠に崩れることのない人間関係を築くことができますね。