原理講論p.44、第一章創造原理
第一節神の二性性相と被造世界
(一)神の二性性相より
「我々はすべての存在を形成しているもっと根本的な、いま一つの二性性相の相対的関係を知らなければならない。」
「存在するものはすべて、その外形と内性とを備えている。そして、その見えるところの外形は、見ることのできない内性が、そのごとくに現れたものである。」
「したがって、内性は目に見ることはできないが、必ずある種のかたちをもっているから、それに似て、外形も目に見える何らかのかたちとして現れているのである。」
「そこで、前者を性相といい、後者を形状と名づける。」
「ところで、性相と形状とは、同一なる存在の相対的な両面のかたちを言い表しており、形状は第二の性相であるともいえるので、これらを総合して、二性性相と称するのである。」
・・・相対的な両面のかたち・・・
人間にとって 『性相』=『心』、『形状』=『体』
『心』は目で見ることができません、
しかし、私たち人間には、間違いなく心がありますね。
そして、『心』を目で見ることができないからといって、
人の『心』を知ることができないわけではないですよね。
その人の表情や、しぐさ、着ている服・・・・よく見れば、
機嫌が良いのか悪いのか、元気なのか落ち込んでいるのか
その人の『心』を知ることができます。
見えない『心』が、見える『体』に、
そのまま表れるようになっているのです。
それがすなわち、「同一なる存在の相対的な両面のかたち」
ということです。
0 件のコメント:
コメントを投稿