2009年8月29日土曜日

民主主義と共産主義との内的な理念の闘い

原理講論P.32、総序より

「我々の前には、避けることのできない最後の闘いがまだ一つ残っている。それは、とりもなおさず、民主主義と共産主義との内的な理念の闘いである。」

「彼らはお互いに恐怖すべき武器を準備して、外的な闘いを挑んではいるが、実際のところはこの内的な理念の闘いに勝利するために、心ならずもこれらの外的な武器を用いているにすぎないのである。」

「それでは、この最終的な理念の闘いにおいて、どちらに勝利がもたらされるかといえば、神の実在を信ずるすべての人は、だれしもそれは民主主義だと答えるであろう。」

「しかし、既に論じたように、今日の民主主義は、共産主義を屈伏せしめ得る何らの理論も実践力ももちあわせてはいないのである。」

・・・何らの理論も実践力ももちあわせてはいない・・・

共産主義の思想に触れたことのある人はわかると思うが、
それが真理であるか、偽真理であるかは別として、
とても整理された、緻密な理論に驚きます。

富を公平に分配する目的で出発した共産主義国家は、
結局、国家経済の破綻に至ってしまい、

思想の自由を求めて出発した民主主義国家は、
経済的には豊かになりはしたものの、
少子化・離婚・凶悪犯罪の増加で国家の危機に向かっている。

・・・・なんだか、難しい話になってしまいました。

結論は、新しい真理はそのような問題も解決できる真理ということですね。

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