2010年12月15日水曜日

万物の創造本然の価値も絶対的

原理講論p.71、創造原理
第四節 創造本然の価値
(一)創造本然の価値の決定とその価値の基準 より

「それゆえに、ある存在が創造本然の価値をもつためには、神を中心として、それとそれに対する人間主体とが渾然(こんぜん)一体の状態となって、神の第三対象となり、四位基台をつくらなければならない。」

・・・渾然(こんぜん)一体の状態・・・

渾然一体とは、全体が溶け合って一つになることを意味しています。


「そうすれば、絶対的な価値の基準である神に対して相対的に決定された万物の創造本然の価値も絶対的なものとなるのである。」
「今まで、ある対象の価値が絶対的なものとならず、相対的であったのは、その対象と、それに対する堕落人間との間になされる授受の関係が、神の創造理想を中心としたものでなく、サタン的な目的と欲望を中心としたものであったからである。」

・・・サタン的な目的と欲望を中心とした・・・


万物の価値を決定するのは、当然、人間自身ですが、

その人間が、神様と一体になった人なのか、
それとも、サタンに支配されている人なのか、

それによって、価値の決定とその価値の基準が変わってくるのです。

堕落人間は、知らず知らずにサタンに支配されていて、
それに気付いていないのです。

そして、その人間が自分の欲求で価値を決めようとするので、
価値を決める人によって、基準がばらばらになってしまいます。

ところが、創造本然の人間は、完成すれば神と一体になるので、
価値の基準は神を中心に決まります。

ですので、その完成した人間とともにある万物の価値は絶対的になるのです。

ちょっと難しかったかな・・・

2010年12月12日日曜日

神の第三祝福は、万物世界に対する人間の主管性の完成を意味する。

原理講論p.68、創造原理
第三節 創造目的
(二)神の喜びのための善の対象 より

「神を中心とする人間は、その実体対象である万物世界からくる刺激によって、自体の性相と形状とを相対的に感ずることができるために、喜ぶことができるのである。」
「そして、神はこのように、人間と万物世界とが合性一体化することによって、神の第三対象である被造世界によって、神自体の本性相と本形状に対する刺激的な感性を相対的に感じて、喜びに浸ることができる。」

「このように神の創造目的が完成されたならば、罪の影さえも見えない理想世界が地上に実現されたはずであって、このような世界を称して、我々は地上天国という。」


・・・罪の影さえも見えない理想世界・・・


人間は万物によって喜びを得ることができます。

そして、人間と万物とが一体となったこの世界を見て、神様も喜ぶことができます。

ちなみに、万物世界に対する人間の主管性が完成すれば、
人間は愛によって万物を主管するようになるので、
万物が悲しむような扱いをしなくなります。

つまり、食糧問題、環境破壊、経済的な格差などが無くなるのです。

第二祝福完成で、家庭や社会が喜びに満ち

第三祝福完成で、便利で豊かな生活環境をつくって喜びに満ち

それが地上天国です。


統一教会は、この地上天国の実現を目指しているのです。

2010年12月10日金曜日

神の第二祝福を成就するためには、家庭的な四位基台をつくる

原理講論p.67、創造原理
第三節 創造目的
(二)神の喜びのための善の対象 より

「神を中心として四位基台をつくった家庭や社会は、個性を完成した人間一人の容貌に似るようになるので、これは、神を中心とした人間の実体対象であり、したがって、また神の実体対象ともなるのである。」
それゆえに、人間や神は、このような家庭や社会から、それ自体の性相と形状とを相対的に感ずるようになり、喜びに満ちることができる。」


・・・人間や神は、このような家庭や社会から ・・・ 喜びに満ちることができる。・・・


神が喜びを得るために、人間を創造されたわけですが、
第二祝福を成就することで、

なんと、人間も喜びに満ちることができる!


当たり前の事のようですが、重要なことです。

神が自分だけ喜ぶために人間を創造したのではなく、
人間自身も喜ぶことができるように作られたという事実。

家庭的な四位基台の完成が、私たち人間の喜びにつながります。


神を中心として家庭的四位基台を完成するということは、

神様によって結婚し、

神様から子供を授かって、

どんどん繁殖して、神様による社会ができあがり、

最終的には、神様による国が完成するということになりますね。


神様によってつくられた、その国では、
国民全員が喜んで生活しているのです。

素晴らしい世界ですね。

2010年11月6日土曜日

神の第一祝福は個性を完成すること

原理講論p.66~67、創造原理
第三節 創造目的
(二)神の喜びのための善の対象 より

「個性を完成した人間は、神の喜怒哀楽を直ちにそれ自体のものとして感ずるようになり、神が悲しむ犯罪行為をすることができなくなるので、絶対に堕落することがない。」


・・・犯罪行為をすることができなくなる・・・


個性完成というと、

心と体を一体化させ、人格的に完成。

のように言われてますが、

原理講論には、人格的完成とは書かれていません。

「神を中心として心と体とが創造本然の四位基台を完成」
とあります。

「神と一体となる」
とも書かれています。


個性完成とは、

私の心も、体も、神様と一つになって、

神の心を感じることなのです。


堕落性を脱いで、心と体を一つにする努力をしても、
個性完成しません。


いかに、神様と一つになれるか、それの方が重要なのです。

神様と一つになるからこそ、犯罪を犯さなくなるのです。

2010年10月17日日曜日

喜びは独自的に生ずるものではない

原理講論p.65、創造原理
第三節 創造目的
(二)喜びのための善の対象 より

「喜びは独自的に生ずるものではない。無形のものであろうと、実体であろうと、自己の性相と形状のとおりに展開された対象があって、それからくる刺激によって自体の性相と形状とを相対的に感ずるとき、ここに初めて喜びが生ずるのである。」

・・・ 自己の性相と形状の通りに展開された対象 ・・・

料理を作る時、出来上がった料理(味や色合いなど)を
イメージしてから始めることが多いのではないでしょうか。

そして、自分でイメージした通りの料理が完成したとき、
本当に喜びがこみ上げてきますよね。

・・・「自己の性相と形状の通り」とは、
まさに、自分で思い描いた通りという意味も含まれています。

神様も、ご自身が思い描いた通りの世界になったら、
本当に喜ばれたことでしょう。

私たち統一教会(統一協会)のメンバーは、
神様が思い描いた通りの世界を実現するため、
日夜努力しているのですね。

2010年10月12日火曜日

全体的な目的と個体的な目的

原理講論p.65、創造原理

第三節 創造目的
(一)被造世界を創造された目的 より

「それゆえに、全体的な目的を離れて、個体的な目的があるはずはなく、個体的な目的を保障しない全体的な目的もあるはずがない。」
「したがって、森羅万象の被造物は、このような二重目的によって連帯しあっている一つの広大な有機体なのである。」

・・・一つの広大な有機体・・・

人間の体の細胞一つひとつを考えてみれば、
細胞の一つひとつは人間の体全体のために存在しているし、
人間の体は、すべての細胞に栄養が行き渡るように調整しています。

すべての存在は、宇宙全体のために存在するはずですし、
宇宙は、すべての存在が正しく存在できるように調整しているはず・・・

今の時代 「個」を主張しすぎるから、
宇宙全体のバランスが崩れているのかも。

人間一人ひとりは、宇宙全体からみれば、
一つの細胞のような存在と考えてみると、

「一つの広大な有機体」

という言葉の意味がよくわかってくると思います。

2010年10月9日土曜日

神が被造世界を創造なさった目的

原理講論p.64、創造原理

第三節 創造目的

(一)被造世界を創造された目的 より

「神が被造世界を創造なさった目的は、人間をはじめ、すべての被造物が、神を中心として四位基台を完成し、三大祝福のみ言を成就して、天国をつくることにより、善の目的が完成されたのを見て、喜び、楽しまれるところにあったのである。」
 
 
・・・天国を作ることにより・・・
 
 
「天国」という言葉は、非常に宗教的な言葉だと思います。
だから、「天国」を作るなんていうことになると、おとぎ話のように聞こえるかもしれないですね。
 
でも、この「天国」という言葉、
 
 「世界平和」 もしくは 「平和な世界」
 
と、ほぼ同じ意味合いではないかと思うのです。
 
世界的次元の、飢餓・貧困・人種差別・民族紛争・戦争や、
個人、家庭次元の、いじめ・自殺・家庭不和など
 
これらの問題がない世界が、「平和な世界」 すなわち、
 
「天国」
 
と、言えるのではないでしょうか。
 
統一原理は、おとぎ話のような「天国」を作ろうと言っているのではなく、
私たちの身の回りにある諸問題を克服して、
この「地上に天国」を実現するための方策を提示しているのです。
 
地上天国の実現 = 世界平和の実現
 
です。
 
 
神様は、この世界を、本当に「平和な世界」になって欲しいと願っています。
 
それが、神の創造目的だからですね。

2010年10月3日日曜日

すべて存在が二性性相になっている理由

原理講論p.63、創造原理


第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(六)すべての存在が二性性相になっている理由 より

「直線上の運動においてはいつかは終わりがこなければならないので、このような直線運動をしている存在は永遠性をもつことができない。」
「それゆえに、いかなるものでも、永遠性をもつためには回転しなければならないし、回転するためには主体と対象が授受作用をしなければならない。」 

・・・永遠性をもつためには回転・・・
 
回転するんですよね。
 
宇宙に目を向けてみれば、すべての天体は回転運動しています。
 
物質の素粒子も、安定した状態では、回転運動です。
素粒子が直線運動となった時は、その物質が崩壊した時です。
 
人間関係も、直線運動(一方的)では、崩れることが多いですね。
 
自分の立場を主張するだけでなく、
相手の立場にたって理解すること。
 
人間関係の授受作用において、回転するということは、
 
「お互いが、お互いの立場をよく理解し合って対話する」
 
ということです。
 
お互いの立場を、回転しながら交流すれば、
永遠に崩れることのない人間関係を築くことができますね。

2010年9月30日木曜日

神の遍在性

原理講論p.62、創造原理

第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(四)神の遍在性 より

「創造目的を完成した世界においては、神の本性相と本形状の実体となっているすべての個性体は、みな、このように球形運動を起こし、神が運行できる根本的な基台を造成するようになっている。このようにして、神は一切の被造物の中に遍在されるようになるのである。」
 
・・・一切の被造物の中に遍在・・・
 
数年前、「ユビキタス」という言葉が世間をにぎわしていました。
 
ユビキタスコンピューティング、ユビキタスネットワーク、ユビキタス社会・・・

この言葉は、
コンピュータの難しい操作など必要なく、
コンピューターが使われていることを意識しなくても、
コンピューター・インターネット技術が社会に浸透することによって、
便利な生活環境を実現していくことを意味しています。


・・・実は、この「ユビキタス」、

「神は遍在する」という意味の、ラテン語です。

ですから、ユビキタス社会の本来の意味を考えてみると

神様のことを難しく考えなくても、
神様のことを無理に意識しなくても、
神様の真の愛が社会に浸透することで、
神のもとの一家族社会を実現していける。

ということになりますでしょうか。

私たちの知らないところで、神様は働いておられるのですね。

まさに、「ユビキタス」です。

2010年9月29日水曜日

物質もやはり、知情意に共鳴できる

原理講論p.60、創造原理

第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(三)正分合作用による三対象目的を完成した四位基台
(4)四位基台の存在様相 より

「物質から形成された人間の生理的機能が、心の知情意に完全に共鳴するのは、物質もやはり、知情意に共鳴できる要素をもっているという事実を立証するものにほかならない。」
「このような要素が、物質の性相を形成しているために、森羅万象は、各々その程度の差こそあれ、すべてが知情意の感応体となっている。」
「我々が自然界の美に陶酔して、それらと渾然一体の神秘境を体験できるのは、人間が被造物のこのような性相の中心ともなるからである。」

・・・渾然一体の神秘境・・・

人間の体は、心の状態によって変化します。

昔からよく、「病は気から」なんて言われるように、
気持が落ち込んでいると、免疫力が低下し、病気になりがちです。

当たり前のことですが、体は物質でできています。
その物質が、無形の心の影響を受けるのです。

 ・・・よく考えてみると、不思議なことです。

ですから、自然界にある物質も同じように、私たち人間の心、
すなわち、知情意の影響を受ける可能性がありますよね。

私たちが大自然に感動を覚えるとき、
その人間の「感動」を大自然のほうも感じているのです。

大自然に感動している人間の姿をみて、

大自然にある物質たちのほうが感動しているのかもしれませんね。

2010年1月14日木曜日

見物者のいない博物館

原理講論p.58、創造原理

第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(三)正分合作用による三対象目的を完成した四位基台
(4)四位基台の存在様相 より

「もしも、被造世界に人間が存在しないならば、その被造世界は、まるで、見物者のいない博物館のようなものとなってしまう。」
「つまり、博物館のすべての陳列品は、それらを鑑賞し、愛し、喜んでくれる人間がいて初めて、歴史的な遺物として存在し得るところの因縁的な関係が、それらの間で結ばれ、各々その存在の価値を表すことができるのである。」
「もしも、そこに、その中心となる人間が存在しないとすれば、それらはいったいいかなる存在意義をもつであろうか。」

・・・いかなる存在意義・・・

この世にあるすべての存在の、
その存在意義を考えることは、めったにないと思います。

そして、その存在だけを見つめても
回答を得ることができないのです。

しかし、人間が存在するするがゆえに、
人間以外のすべての存在があると理解すれば、
すべての存在に、その存在意義を見出すことができるのです。

人間以外のすべての存在(万物)は、
人間のために存在しているのです。

そして、その万物によって、人間は人生を豊かなものにすることができますね。

2010年1月11日月曜日

四位基台の存在様相

原理講論p.55、創造原理

第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(三)正分合作用による三対象目的を完成した四位基台
(4)四位基台の存在様相 より

「正分合作用により三対象目的をつくって四位基台を完成した存在は、いかなるものでも、円形、または球形運動をなして、立体として存在する。」

・・・立体として・・・

この世にある全ての存在の『かたち』は、
『球』の集合体であることはよく知られていることですが、
なぜ『球』になっているのかというその理由が、
『四位基台』にあるということです。

この『かたち』は、物質のみならず、人間社会にもあてはまるので、

個人の心と体がひとつになって、個体的な四位基台を完成すると、
・・・性格が丸くなったね・・・なんて言われます。

家族がひとつになって、家庭的な四位基台を完成すると、
・・・家庭円満・・・『円』に『満』ちるですよね。

統一原理の素晴らしいところは、
この四位基台で、
科学的な事象も、宗教的な事象も説明できてしまうことにあります。

つまり、宗教と科学を統一した『新しい真理』であるということですね。

2010年1月7日木曜日

四位基台

原理講論p.54-55、創造原理
第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(三)正分合作用による三対象目的を完成した四位基台
(3)四位基台 より

「正分合作用により、正を中心として、二性の実体対象に立たされた主体と対象と、またその合性体が各々三対象目的を完成すれば、四位基台を造成するようになる。」

「また、四位基台は、創造目的を完成した善の根本的な基台でもあるので、神が運行できるすべての存在と、またそれらが存在するための、すべての力の根本的な基台ともなる。したがって、四位基台は、神の永遠なる創造目的となるのである。」

・・・神の永遠なる創造目的・・・

『創造目的』に関しては、創造原理第三節に記載されていますが、
実は、四位基台を造成することが創造目的の重要なポイントなのです。

四位基台とは、簡単に表現すれば、四つの立場がひとつになること。
『神』『主体』『対象』『合性体』がひとつになって、四位基台を造成。

家庭にあてはめると、
『神(先祖や祖父母)』『夫(父)』『妻(母)』『子女』が一つになると四位基台を造成。
つまり、家庭円満な状態ということです。

実は、社会の仕組みも、正しく四位基台を造成することで、真の平和社会が実現します。

2010年1月5日火曜日

三対象目的

原理講論p.54、創造原理
第二節 万有原力と授受作用及び四位基台
(三)正分合作用による三対象目的を完成した四位基台
(2)三対象目的 より

「正分合作用により、正を中心として二性の実体対象に分立された主体と対象と、そしてその合性体が、各自主体の立場をとるときには、各々残りのものを対象として立たせて、三対象基準を造成する。」
「そうして、それらがお互いに授受作用をするようになれば、ここで、その主体を中心として、各々三対象目的を完成するようになる。」

・・・三対象基準を造成・・・

三つの対象との間に相対基準を結ぶことです。

例えば、
『正』が主体の立場をとるときは、
『主体』『対象』『合性体』が対象の立場。

『対象』が主体の立場をとるときは、
『正』『主体』『合性体』が対象の立場。

1対3で授受作用ということになりますでしょうか。
授受作用は1対1だけでなく、1対多もあるのです。

授受作用する対象が、増えれば増えるほど、
人生が楽しく、豊かになりますよね。