2009年11月17日火曜日

根本的な、いま一つの二性性相の相対的関係

原理講論p.44、第一章創造原理
第一節神の二性性相と被造世界
(一)神の二性性相より

「我々はすべての存在を形成しているもっと根本的な、いま一つの二性性相の相対的関係を知らなければならない。」
「存在するものはすべて、その外形と内性とを備えている。そして、その見えるところの外形は、見ることのできない内性が、そのごとくに現れたものである。」
「したがって、内性は目に見ることはできないが、必ずある種のかたちをもっているから、それに似て、外形も目に見える何らかのかたちとして現れているのである。」
「そこで、前者を性相といい、後者を形状と名づける。」
「ところで、性相と形状とは、同一なる存在の相対的な両面のかたちを言い表しており、形状は第二の性相であるともいえるので、これらを総合して、二性性相と称するのである。」

・・・相対的な両面のかたち・・・

人間にとって 『性相』=『心』、『形状』=『体』

『心』は目で見ることができません、
しかし、私たち人間には、間違いなく心がありますね。

そして、『心』を目で見ることができないからといって、
人の『心』を知ることができないわけではないですよね。

その人の表情や、しぐさ、着ている服・・・・よく見れば、
機嫌が良いのか悪いのか、元気なのか落ち込んでいるのか
その人の『心』を知ることができます。

見えない『心』が、見える『体』に、
そのまま表れるようになっているのです。

それがすなわち、「同一なる存在の相対的な両面のかたち」
ということです。

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