2009年12月25日金曜日

良心作用

原理講論p.52、創造原理
 第二節万有原力と授受作用、及び四位基台
(二)授受作用 より

「古今東西を問わず、いくら悪い人間であっても、正しいことのために生きようとするその良心の力だけは、はっきりとその内部で作用している。」
「このような力は、だれも遮ることができないものであって、自分でも知らない間に強力な作用をなすものであるから、悪を行うときには、直ちに良心の呵責を受けるようになるのである。」
「もしも、堕落人間にこのような良心の作用がないとすれば、神の復帰摂理は不可能である。」

・・・直ちに良心の呵責・・・

悪を行っても、『良心の呵責』を感じない人がいるとすれば、
それは、自分を偽っている人だと思う。

精神的な病にかかっている人が、感じないというのなら話は別です。

正常な心を持っている人が、このぐらいなら大丈夫かな、と思って
悪とは知りつつも、その行動をしてしまったとき、必ず、『良心の呵責』を感じて、
そのあと後悔の念に悩まされます。

そして、後悔したままだと苦しいので、それを正当化しようと、
心の中では「あれは正しい判断だった」「仕方なかった」などと
一生懸命、悪くないことだったと思い込もうとがんばります。

その結果、ますます、心が歪んでしまいます。

だから、人は宗教に救いを求めるようになるのです。
自分の罪悪を、罪のない方に理解してもらい、赦してもらうためにです。

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