2009年5月21日木曜日

外的な無知

原理講論p.24、総序より
「外的な無知とは、人間の肉身をはじめとする自然界に対する無知をいうのであり、すべての物質世界の根本は何であるか、また、それらのすべての現象は各々どのような法則によって生ずるのか、という問題などに対する無知をいうのである。」

・・・物質世界の根本・・・

ソクラテスの時代に、プラトンやアリストテレスが
物質世界に関して、今の科学とは違った形で複雑に考えていたそうで、
それをイデア論といいます。

物質世界の背後にイデアというひな形があってそれが真の実在という・・・。なんだか難しい。

ちなみに、ソクラテスの弟子がプラトン。
プラトンの弟子がアリストテレス。

その、プラトンやアリストテレスに
真っ向から対立したのが、デモクリトス。
原子論といいます。

現代科学の原子のもとになる考え方ですが、
しかしその当時の人々には受け入れられませんでした。

現代科学では物質自体の根本についてはほぼ解明されていますが、
物質世界(宇宙そのもの)がどのように出現したのか、
わからない部分があるのです。

ビッグバン(宇宙が始まる大爆発)まではわかっていますが、
なぜ、時間や空間が存在しない状態から、大爆発が起きたのか?
科学者はだれも答えられないのです。

本当は簡単な答えがあるのですけどね、
「神が起爆スイッチを押した」という答えが。

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